福澤諭吉記念経済学特別講義
Robert Engle Peter Diamond
21世紀の経済学:人口減少・高齢化、地球温暖化とどう向き合うか
日時
2019.3.20 [水] 16:15-17:45
会場
慶應義塾大学三田キャンパス 南館地下4階ディスタンスラーニングルーム
講師紹介
ロバート・エングル氏は、時系列分析、金融計量経済学の権威で、2003年に、不均一分散の下での時系列分析手法に関する貢献からノーベル経済学賞を受賞されました(クライブ・グレンジャー氏との共同受賞)。コーネル大学にて経済学博士号を取得したのち、MIT、カリフォルニア大学サンディエゴ校を経て、2000年からはニューヨーク大学の教授を務められております。エングル氏の開発した不均一分散モデルは、金融市場の価格変動の説明、リスク管理といった分野において必要不可欠なツールとなっています。
ピーター・ダイアモンド氏は、マクロ経済学理論の権威で、2010年に、市場におけるサーチの役割に関する分析への貢献からノーベル経済学賞を受賞されました(デール・モルテンセン氏、クリストファー・ピサリデス氏との共同受賞)。MITにて経済学博士号を取得したのち、カリフォルニア大学バークレー校を経て、1966年からはMITに在籍し、1997年からは同校の権威あるAn Institute Professorを務められております。ダイアモンド氏は、上記のサーチ理論だけでなく、最適課税や世代間の資源配分に関する分析フレームワークを構築したことでも知られています。それらはすべて、マクロ経済学の基本モデルとなっています。
ピーター・ダイアモンド氏は、マクロ経済学理論の権威で、2010年に、市場におけるサーチの役割に関する分析への貢献からノーベル経済学賞を受賞されました(デール・モルテンセン氏、クリストファー・ピサリデス氏との共同受賞)。MITにて経済学博士号を取得したのち、カリフォルニア大学バークレー校を経て、1966年からはMITに在籍し、1997年からは同校の権威あるAn Institute Professorを務められております。ダイアモンド氏は、上記のサーチ理論だけでなく、最適課税や世代間の資源配分に関する分析フレームワークを構築したことでも知られています。それらはすべて、マクロ経済学の基本モデルとなっています。
対象者
講義内容は学部上級の経済学の知識を前提とし、主として義塾学生及び研究者を対象にしていますが、大学院生・研究者の方であれば、どなたでも参加できます。
備考
参加ご希望の方はフォームでの登録が必要です(お申込みの〆切りは3月13日です)
https://goo.gl/forms/XPygjvypYA25w1nK2
使用言語 英語(日本語同時通訳付)
主 催 慶應義塾大学経済学部・経済研究所・経済学会
お問い合わせ 経済研究所事務局 ies-office(at)adst.keio.co.jp
https://goo.gl/forms/XPygjvypYA25w1nK2
使用言語 英語(日本語同時通訳付)
主 催 慶應義塾大学経済学部・経済研究所・経済学会
お問い合わせ 経済研究所事務局 ies-office(at)adst.keio.co.jp
イベント開催報告
ロバート・エングル氏
2019年3月20日(水)、慶應義塾大学経済学部・経済研究所・経済学会主催により、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・エングル氏(2003年受賞)とピーター・ダイアモンド氏(2010年受賞)による特別講義が「21世紀の経済学:人口減少・高齢化、地球温暖化とどう向き合うか」のタイトルのもと、三田キャンパス南館ディスタンスラーニングルームにて開催されました。
ピーター・ダイアモンド氏
当日は、学外の研究者や、かつて両氏の講義に列した名誉教授、また経済学部・経済学研究科を中心とした学生や教員、評議員などを含む109名が参加し、熱心に耳を傾けていました。
司会:藤原一平教授(経済学部)
池田幸弘教授(経済学部長)
司会の藤原一平教授の挨拶のあと、経済学部長の池田幸弘教授より両氏の紹介があり、その後エングル氏とダイアモンド氏がそれぞれシステミック・リスクと年金制度に関する講義を行いました。
講義後には、学生や教員から活発な質疑と応答があり、最後は盛大な拍手の中で閉会となりました。