ロッタリーベースのインセンティブの効率性と消去抵抗:12週にわたるリアルワールドでのフィールド実験での調査回答行動

著者: 中野暁、加藤諒、竹内真登、星野崇宏
発行日: 2020年11月1日
No: DP2020-020
JELコード: D10, D91, M31
言語: 英語
【要旨】

本研究では、12週間の実社会でのフィールド実験において、金銭的なインセンティブを伴う強化スケジュールを含めることで、調査回答行動を改善することを目的とした。結果として、抽選をベースとしたインセンティブは、同じ期待値があるにもかかわらず、より多くの消去抵抗を生み出し、また、固定の謝礼よりも費用対効果が高いことを発見した。 また、即時強化と高確率・低賞金のインセンティブは、過小報告バイアスを低減させることがわかった。また、インセンティブの切り替え時の消去抵抗や、抽選ベースのインセンティブによる持続的な反応を確認した。さらに、過去の報酬獲得経験と過去の回答の習慣を評価したところ、経験がその後の調査回答に影響を与えることがわかった。