持ち家取得時の情報収集行動と住宅満足度
著者: 新倉博明、直井道生、瀬古美喜
発行日: 2020年10月19日
No: DP2020-019
JELコード: R31, R21, D83
言語: 日本語
【要旨/ハイライト】
本研究では、我が国における持ち家購入者の情報収集行動と住宅満足度の関連を構造方程式モデリングの手法を用いて検討した。その結果、持ち家の情報をインターネットや住宅展示場で収集することは、居住後の住宅満足度を高める効果があることが明らかとなった。これらの結果は、これらの情報収集手段は持ち家購入時の情報の非対称性を低下させたり、市場でより多くの物件情報を収集することに寄与していることを示唆している。更に、こうした傾向は、注文住宅や中古住宅ではみられたが、分譲住宅ではみられなかった。