IES主催「政策討論シリーズ第二回 金融行政の混迷を回顧する」
内容
日 時:10月29日(木) 13時00分~14時30分
(3限・野村證券寄付講座・金融資産市場論b」)
対 象:学部学生、大学院生、本学教職員を対象としております。
講演者:西村吉正氏 (早稲田大学名誉教授、元大蔵省銀行局長)
司 会:小林慶一郎 (慶應義塾大学経済学部教授)
使用言語:日本語
====【西村吉正氏 略歴】 ======================
1994年 大蔵省銀行局長
1997~2011年 早稲田大学大学院教授
2011年~ 早稲田大学名誉教授
〔主要編著書〕
「金融システム改革 50年の軌跡」(2011 金融財政事情研究会)
「日本の金融制度改革」(2003 東洋経済新報社)
「金融行政の敗因」(1999 文春新書) 他多数
場所
三田キャンパス
南校舎ホール
南校舎ホール
備考
主 催: 慶應義塾大学経済研究所
共 催: 慶應義塾大学経済学部
助 成: 野村ホールディングス株式会社
共 催: 慶應義塾大学経済学部
助 成: 野村ホールディングス株式会社
更新日
2015/10/29(木)
資料
イベント開催報告
講師:西村吉正氏
(元大蔵省銀行局長・早稲田大学名誉教授)
司会:小林慶一郎教授(経済学部)
2015年10月29日(木)にIES主催「政策討論シリーズ第二回 金融行政の混迷を回顧する」が南校舎5階大ホールにて開催されました。
今回は、元大蔵省銀行局長・早稲田大学名誉教授の西村吉正氏を講師に迎え、講演会と質疑の議論が行われました。
今回は、元大蔵省銀行局長・早稲田大学名誉教授の西村吉正氏を講師に迎え、講演会と質疑の議論が行われました。
講演では、1990年代の不良債権処理を巡る政策論議を回顧し、金融制度改革についてもこれまでの推移を評価し、今後を展望する議論がされました。
不良債権処理は2001年までに実質的に終了していたという西村氏の評価について、累計処理額の半分近くが2001年以降に処理されたことが質問されましたが、それらの多くは損失処理ではなく景気回復に伴う返済であったとの事実が西村氏から指摘されました。
不良債権処理は2001年までに実質的に終了していたという西村氏の評価について、累計処理額の半分近くが2001年以降に処理されたことが質問されましたが、それらの多くは損失処理ではなく景気回復に伴う返済であったとの事実が西村氏から指摘されました。
このほか住専問題など、日本の経済史の証言として貴重なお話を聞くことができました。
イベントの動画
IES主催【政策討論シリーズ第2回】 金融行政の混迷を回顧する