東アジアにおける工業化と貧困削減:国内労働移動の重要性
Industrialization and Poverty Reduction in East Asia: Internal Labor Movements Matter

木村福成、シルバ シャンギ マテウス

2016年10月15日

JELコード : F66, J0, O1

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【要旨】

東アジアの多くの発展途上国は、効果的にグローバル・ヴァリュー・チェーンを利用し、急速な経済成長と貧困削減を達成した。しばしば無視されていることであるが、その経済発展過程においては、農村から都市への円滑な労働移動が必須の条件として存在していた。本論文では、労働移動がグローバル・ヴァリュー・チェーンを伴う工業化に重要な役割を果たしてきたことを示した。論文前半で国際比較を示した後、後半ではタイを例にとり、2000年代半ばまでの大規模な労働移動と近年の移動減少について分析を行った。